1月19日(金)の新人・新刊・著者情報です。
著者の半田カメラさんは、雑誌やWeb等の撮影が本業のカメラマン。日本一大きな大仏、牛久大仏との出会いをきっかけに大仏の魅力にハマり、大仏写真家を名乗って、日本中の大仏約300体を撮影しています。
今回の著書では、東日本各地の大仏の写真に、巨大かかしやビッグ七福神など、大仏以外の巨大なものに関するコラムを付けています。
ジャンルを絞れば自然と目立つ
世の中にカメラマンは多くても、「大仏写真家」「鹿写真家」など、ニッチな対象を撮影するプロだと公言している人は珍しいので目立ちます。他の分野、たとえばグルメを名乗る人でも、「パンケーキだけ」「うどんだけ」など、ジャンルを絞って活動している人はやはり目立つので、マスコミに取材されやすくなります。
ニッチなジャンルに的を絞ると、ほかの仕事が受けられなくなるのでは?という心配もあるでしょう。しかし、「アイスクリームに詳しいなら、ソフトクリームのこともよく知っているよね?」という風に、周辺分野に仕事が広がる可能性もあります。
ニッチだけど有望なジャンルとは?
最初はニッチなジャンルで注目を浴びても、「こういうことができるなら、これもできるよね?」と打診されることもありますし、幅広いジャンルを手掛けていても、いつの間にか特定のジャンルの仕事ばかり集まることもあります。先がどうなろうとも、まずは「私はこんなことが得意」「こんなことが好き」と自分から発信することで、人や仕事を呼び寄せることができます。
とは言え、ニッチすぎるジャンルで努力しても、なかなかお金や仕事には結び付きません。どんなジャンルを選んだらいいのか迷った時は、「食」など誰もが好きなジャンルや、「鉄道」など昔から根強いファンの多いジャンル、あるいは、「でかい!」「美しい!」など、見た目にインパクトのあるものの中から選ぶとよいでしょう。
【本日のまとめ】
- ニッチなジャンルの専門家になれば、自然と目立つので、マスコミから注目されやすい
- しかし、ニッチ過ぎるジャンルで頑張っても、なかなか仕事やお金にならない
- 誰もが好きな分野、根強いファンのいる分野、見た目にインパクトのある分野が狙い目