出版につながりやすい職業とプロフィール

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出版に有利な職業は、確実にあります。たとえば医師だと健康や美容、あるいは難関資格を取得した実績をもとに勉強法の本を出すことができますし、宗教家ならラクに生きるヒントや悩み相談など、生き方全般にわたる本を出すことができます。

前職のイメージを利用して出版につなげる

ほかには、「元CA(キャビンアテンダント)」という経歴も有効です。CAには、美貌と知性を兼ね備えた女性、マナーや身だしなみ、語学の訓練を受けた女性というイメージが強くあるので、たとえばマナー講師など、そのイメージにあった職業に就けば、同じ職業のライバルより、出版には有利にはたらくでしょう。

似たような例として、「元宝塚」という経歴を生かしている人もいます。タカラジェンヌといえば美貌のほか、厳しい訓練や上下の規律に耐える根性、舞台で堂々とパフォーマンスできる度胸が連想されます。元モデル、バレエダンサー、ミスコンファイナリストなども、生まれながらの美貌と、その美貌をキープする精神力を兼ね備えた存在として認識されているので、美容だけではなく、ストレスマネジメントや自己啓発の本を書くことができるでしょう。

「普通」「平凡」「無名」の強みを利用する

逆に、「平凡な主婦」「普通のサラリーマン」の本だからこそ、支持されることがあります。料理ブログ、プチプラファッションのインスタグラム、子育ての悩みやドタバタを描いたコミックエッセイなどは、読者と同じような立場の主婦が書いたものだからこそ共感を呼び、人気となり、書籍化されます。

株や不動産投資の本も、サラリーマン向けのものが多いので、普通のサラリーマンや素人が書いたという触れ込みのタイトルが目立ちます。識者が書いた本でも「普通の人が年100万円貯める」「普通の人が老後まで安心して暮らす」など、お金にまつわる本は「普通」を強調するタイトルで、敷居を下げる例が目立ちます。

ほかには受験やTOEIC、難関資格の攻略法も、「平凡で」「無名な」著者だから、普通の人の心に響くことがあります。「東大卒」「外資系」「元マッキンゼー」という華麗な経歴は説得力があるし目立ちますが、「自分とは違う人」「もともと頭のいい人」と敬遠される恐れもあります。自信のない人、気の弱い人からすれば、立派すぎる人の言うことはどうせ難しすぎてできないので、普通の人、等身大の自分に近い人の方法をマネしてみようとするのです。

仕事でステップアップしたいのか、生活を守りたいのか

どんな分野でも、そこでトップクラスになれば、出版のチャンスは近づきます。しかし、あえて「普通」「平凡」を強調することで、ファンを増やすこともできます。出版を機に仕事でステップアップしたい人は、たとえ「普通」を売りにしてデビューしても、いつかはそこから脱却する日が来るでしょうし、仕事より生活を優先したい人、一冊本を出せば満足できる人は、すごい経歴の持ち主だとしても、あえてぼかしておくのもいいでしょう。

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