【出版のヒント】共著を経て単著の著者となる

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本日、こんなツイートがタイムラインに流れてきました。

人文書や専門書を出版している版元では、学者や有識者に洋書の翻訳を依頼して、文章力や仕事ぶり、人柄をみてから、その人の著書出版を検討することがあるのですね。

編集者が著者を探す方法とは

編集者が新人著者を探す方法ですが、以下のような手段で面白そうな人をチェックしたり、手持ちの企画にピッタリの人を発掘しています。

  • テレビや新聞、雑誌などのマスメディア
  • ブログやTwitter、Instagram
  • 担当の著者など、知り合いからの紹介
  • セミナー、パーティーでの出会い
  • 共著を出版した人に、単著の誘いをかける

以上のことを踏まえると、著者として発掘されたい側は、こんな戦略をとることができます。

  • マスコミの取材を受ける
  • ブログやTwitter、Instagramで情報を継続して発信する
  • 本を出版した人と知り合いになる
  • 出版関係のパーティーやセミナーに参加する
  • 師匠や先輩にあたる人と共著を出版する

マスコミ、特に新聞や地域情報誌から取材される方法を知りたい人は、以前お手伝いした本に詳しく紹介されているので、よろしければ参考にしてみてください。記者がどのような視点でニュースを選んでいるのか、具体的に理解できる一冊です。

共著で実力を見極めてから単著を依頼する

ブログやTwitterの始め方や運用方法は、本やネットでいくらでも情報を探すことができるので、ここでは省略します。著者と知り合いになる方法については、その著者が講師を務めるセミナーや、出版記念パーティーなどに参加するのもひとつの手です。

共著についてですが、たとえば医師や弁護士なら、恩師や先輩に声をかけられ、専門書の一部分を書くことがあるでしょう。ほかにも「イラストの描き方」など、知識やテクニックを教えるノウハウ本では共著が目立ちます。

共著でいい仕事ができると、編集者の目に留まり、単著の出版を持ちかけられることは珍しくありません。知名度のない新人に、いきなり単著をお願いするのはリスクが高いので、共著で品定めをしてからゴーサインを出す安全策をとるのです。

人脈を足掛かりにチャンスをつかむ

共著出版のお誘いを受けるには、人脈づくりが欠かせません。師弟の間柄、同じ分野で活躍する仲間など、タテヨコにネットワークを張り、お互いに助け合うことで、耳寄りな情報が流れてきたり、チャンスをつかむことができます。「この人になら頼める」「任せられる」という信頼を得て共著の著者となり、それを踏み台にして、単著出版への足掛かりをモノにしてください。

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