インスタグラムで人気→Webメディアで話題となる→出版という方式が一般化しています。
ブログやTwitterとの違いは、そこに不幸がないこと。「やせたい」「もてたい」「儲けたい」という悩みの解消や、「ガンになっても明るく生きる」「偏差値30から東大に合格」という劇的なストーリーは出版企画の王道ですが、あからさまな欲望やネガティブな属性は、インスタとは相いれないようです。
直感的に「ステキ」「幸せ」と感じる投稿が有効
おしゃれなメニュー、かわいいペット、簡単だけどセンスのいいヘアアレンジ、100均とは思えないカフェ風インテリア。「私は幸せ」というリア充アピールは、フェイスブックでもよくあることかもしれませんが、インスタはマウンティングとも相性が悪いみたい。誰かと比較して幸せを感じているのではなく、自分が好きなことをしているから幸せ、というのを上手に見せてナンボ。個人的な幸せや趣味が世界に発信され、年齢や地域や言語を超えて共感を誘う。そこがインスタの醍醐味ではないでしょうか。
努力や苦心の跡や、「有名になりたい!」という野望が透けて見える投稿は、幸せじゃない人が幸せになろうとして頑張っている印象が前面に押し出され、ちょっと暑苦しい感じがするんですね。テレビや本、ほかのメディアなら、頑張っている人や不幸な人を見ると応援したい気持ちになるのですが、インスタはより直感的なツールだから、パッと見て「怖い」「嫌だ」と感じたら、人は思わず目を背けたくなるのでしょう。
気分が良くなる画像で仕事の実績をアピール
見ていて気分がよくなる画像、幸せを感じる投稿は、インスタ→出版のルートに向いています。お菓子の本を出版したパティシエや、ヘアアレンジの本を出版した美容師など、仕事にうまく活用している人もいるので、ぜひ参考にしてみてください。
特に男性や年配の方は、今から戦略を立てて運用すると、先駆者になれる可能性大です。