1月9日(火)の新人・新刊・著者情報です。
著者の国保祥子さんは、企業や官公庁の組織開発プログラムやコンサルティングを手掛ける会社の代表。
今回の著書では、働く女性と受け入れ先の企業における課題に対し、実践的な解決策を提案しています。
女性が働き続ける時代にふさわしいアイデアは?
共働き世帯が増え、また、結婚しない女性の割合も増えていることから、「女性が生涯働き続ける」ライフスタイルが定着しつつあります。その流れを受けて、専業主婦向けに提案されてきた家事のアイデアや時間の使い方が、時代に合わなくなっています。
企業や行政への提言は難しくても、「こうしたらうまくいった」「こういうサービスに助けられた」というささやかな声を上げることは、働く女性なら、誰にでもできることではないでしょうか。そして、そのような声から、新しい本の企画も生まれてきます。
専業主婦も男性も、家事を効率よく済ませたい
ベストセラーとなった『つくおき』をはじめ、家事の時短ワザを紹介した本が好調なのも、働く女性の増加に伴ってのこと。そして、家事や育児のライフハックは、男性や専業主婦にも役立つ情報なので、年齢や性別などの枠を超え、広く読まれる本となる可能性があります。
既婚と未婚、子どもの有無、正社員と非正規雇用など、「働く女性」の属性はそれぞれですが、限られた時間の中で、効率よく家事を済ませたいという願いは一緒です。その願いを叶える本や商品、サービスは、今後さらに伸びていくでしょう。
【本日のまとめ】
- 働く女性の増加に伴い、専業主婦向けの情報やサービスが時代に合わなくなってきた
- 働く女性の要望を受け、家事の効率化や時短に関する本が売れている
- 家事の効率化や時短ワザは、専業主婦や男性にも需要がある