2月11日（月）の新人・新刊・著者情報です。
著者の山本正義さんは、香川県の離島や瀬戸内海で猫を撮影している写真家。インスタグラムに投稿している猫の写真が人気です。
今回の著書は、これまで撮影した猫の写真の中から、二本足で立つ「立ち猫」の姿を中心にまとめた作品です。
猫写真集はプロのカメラマンの企画にシフト
ネットで人気のスター猫の写真集が次々と出版されていた時期がありましたが、最近は下火となっています。代わりに、プロの写真家の手によるユーモラスなショットがネットで受け、写真集として出版される流れが出てきました。
写真集 必死すぎるネコ (タツミムック)
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沖 昌之
辰巳出版 (2017-09-15)
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写真の腕に自信はなくても、イラストが描けるならコミックでの出版を狙うことはできますが、ビジュアルで訴求することが難しい人は、猫本を出版するハードルが高くなってきています。
写真やイラストが苦手な人が猫本を出版するなら？
絵心はないけれど猫本を出版したい人は、猫との暮らしに役立つインテリアや遊び方など、別のテーマと掛け合わせた実用本を企画する手があります。最近は、老猫との暮らしや終活など、高齢化社会を反映した本も増えています。
ネコの老いじたく いつまでも一緒にいたいから知っておきたい (サイエンス・アイ新書)
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壱岐 田鶴子
SBクリエイティブ
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まずは受け入れやすい企画での出版を目指す
猫本の出版を目指す人は、
- 写真が得意なら、楽しくてインパクトがあるテーマで撮影してSNSに投稿する。例）にゃんたま
- イラストやマンガが描けるなら、猫のカワイイ仕草やあるあるネタなどで共感を誘う作品をSNSに投稿する。例）俺、つしま
- 専門性のある資格や経験を持つ人は、それを掛け合わせた企画を立ててみる。例）ねこの法律とお金
- 上記３つのどれも難しい人は、猫の飼い主がマネしたくなるような、好奇心をそそる企画を立ててみる。例）猫にGPSをつけてみた 夜の森 半径二キロの大冒険
愛猫との暮らしや思い出をつづったエッセイや、保護猫活動に関する本を出版したい人も多いと思いますが、読者のニーズが限られているので難しいのが現実です。
そのような本を出版したい人は、まずは多くの人が受け入れやすい楽しい企画を出版して徐々に活動の幅を広げるか、猫の飼い主や保護猫対策を模索している行政に有益な情報を発信するオピニオンリーダーとしての地位を確立することを目指してみましょう。
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