8月22日(火)の新人・新刊・著者情報です。
著者の吉岡乾さんは、言語学の研究者。
今回の著書では、アイヌ語(日本)、バスク語(スペイン、フランス)など、世界の少数言語の中から、各言語の研究者たちが選んだ単語に、文章と絵を添えて紹介しています。
ネットに慣れた人は、直感的な情報を求めている
学術的、専門的な分野を、イラストや写真を多用して親しみやすいテーマでまとめ、大人も子どもも楽しめる内容に仕立てた本が売れています。
ネットで直感的な情報を得ることに慣れた人は、長い文章を読むのが面倒に感じるのかもしれません。そのような人は、パッと見ただけで内容が想像できる画像や、ネットニュース的なタイトルに反応するのでしょう。
ネットニュースや児童書を参考にする
食べたいけどやせたい、勉強しないで成績を上げたいなど、「ラクしてトクしたい」という気持ちは、どんな人にもあります。ネットが普及して、時間をかけて勉強したり、情報を集めなくても好奇心が満たせる環境が整ったことで、その気持ちに拍車がかかっています。
専門的な内容や、堅苦しく難しめの企画を持つ人は、ぜひネットニュースを参考に、直感に訴える仕掛けや、クリックしたくなるタイトルを考えてみてください。さらに易しくわかりやすい表現を研究するには、手持ちの企画と同じようなような内容を扱っている児童書や絵本を、併せてチェックするのもおすすめです。
【本日のまとめ】
- ネットの普及で、直感的にわかる情報を求める人が増えた
- イラストや写真、マンガを多用した本は、ネットユーザーには親しみやすい
- ネットニュースや児童書を研究して、出版企画に活用してみる