10月13日(金)の新人・新刊・著者情報です。
著者のMarieさんは、ブログで語学学習法や手帳術などを紹介している女性。Kindleで出版した『ちいさなくふうとノート術: ごちゃごちゃの頭を整理して楽しく暮らす私のノートの使い方』は、Amazonの「タイムマネジメント」カテゴリで1位を獲得しました。
今回の著書では、箇条書きと記号を活用して、タスクやスケジュール、メモなどを効率的に管理できる手帳術「バレットジャーナル」の始め方と事例を紹介しています。
片づけのプロ、自己啓発のカリスマ…手帳術は激戦区!
新しい年を迎えるにあたり、毎年秋頃から手帳および手帳術の本が販売されますが、この分野は大変な激戦区! 「ほぼ日手帳」をトップに、片づけや整理術のプロ、自己啓発やスピリチュアル本の著者がしのぎを削り、ビジネス雑誌も特集を組みます。
女性向けの手帳術の本では、「引き寄せ」「夢をかなえる」など、ふわっとした表現で願望実現を示唆するタイトルが売れています。また、かわいい付箋やカラフルなペンで、手帳をアレンジする企画も人気です。
手帳は自分らしさを表現する、ハンドメイド作品?
手帳には、時間やタスクを管理するツールとしての役割もありますが、バッグやアクセサリーのように、自分らしさを表現するアイテムとしての役割を求める人もいます。「私はこんな風に使っている」と、SNSで紙面を公開している人も多く、「#手帳ゆる友」など、仲間とつながりたいことを示すハッシュタグも見かけます。
ノート術、家計簿、家事ノートなど名前や形が変わっても、「イラストをつけたい」「デコりたい」「自分らしくアレンジしたい」という欲求を満たすアイテムとしての役割は同じ。一部の女性にとっては、手帳は世界にたったひとつのハンドメイド作品でもあるのです。
インテリアのように、装飾を減らす流れが来るかも?
手帳をハンドメイド作品として捉える向きもある一方、時間に追われながら家事、育児、仕事とマルチタスクをこなす女性にとっては、デザイン重視で情報過多の手帳は、使いづらいかもしれません。また、クラウドで情報管理する人も増えているでしょう。
ひと昔前のインテリア雑誌では、ドアノブカバーやレース編みのテーブルクロスなど、ハンドメイド作品で室内をデザインする提案が人気でしたが、最近では、モノを減らしたシンプルでスッキリしたインテリアが支持を集めています。手帳術やノート術の世界でも、今後は同じような傾向が見られるかもしれません。
【本日のまとめ】
- 手帳術の本は、片づけやスピリチュアルの著者も参戦する激戦区
- 自分らしさを表現するアイテムとして、手帳をアレンジしたい人も多い
- インテリア本と同様、今後はモノを飾る→減らす流れが来るかも?
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