3月1日(木)の新人・新刊・著者情報です。
著者の斉藤ちえさんは、京都で週末だけオープンしている自家製天然酵母パンの店のオーナー。パン作りの様子を記録したブログやInstagramの投稿が、パン好きの間で話題となりました。
今回の著書では、人気のパンのレシピを、家庭でも作りやすいようにアレンジして公開しています。
数字を持っていれば、新人にもチャンスはある
出版不況の影響を受け、無名の人が著者デビューするのは難しくなっています。売れるかどうかわからない新人の本に賭けるより、安定した人気を持つ著者の本を売って、確実に稼ぎたいと考える出版社や編集者が増えているからです。
しかし「数字」を持っている新人は別です。SNSのフォロワーが多い人、熱心なファンに支えられている人、セミナーやイベント会場で自著を売ることができる人、有名人にプッシュしてもらえる人など、デビュー前から多くのファンを獲得している人なら、「売れる」と判断されます。
ブログやSNSで数字を作ろう
そんな「数字」を、いつでも、どこでも、誰でも作り出すことができるのが、ブログやSNSです。スマホやパソコンがあれば、お金をかけずに情報を発信することができますし、読者やフォロワーが増えれば、ネットで情報を収集している編集者の目に留まる可能性もあります。
YouTubeやpixiv、noteなども含め、自分に合ったメディアで情報を発信してファンを増やすことができれば、無名の人でも「知る人ぞ知る」存在になることができます。「パン好きなら知っている」「ゲーム好きの間では有名」など、同じ趣味嗜好を持つ人の間で注目されれば、同好の士の後押しを受け、出版のチャンスは近づいてきます。
【本日のまとめ】
- 無名の人が出版デビューするのは、年々難しくなってきている
- しかし、「数字」を持っているなら、新人にもチャンスはある
- ブログやSNSで「数字」を増やして、本が売れる根拠を作ろう