12月21日(木)の新人・新刊・著者情報です。
著者の福山敦士さんは、新卒で入社した企業で、仕事の実行率を上げる「目標設定法」を編み出し、セールス記録を更新して独立。
今回の著書では、これまでの実績をもとに、目標の立て方や、目標を達成する30の方法を紹介しています。
三日坊主克服の決定打は、まだ存在しない
「目標達成」「習慣化」「すぐやる」というタイトルの本を読んでは挫折して…の繰り返しになっている人は多いでしょう。ダイエットのジャンルでは「糖質制限」一人勝ち状態になっていますが、三日坊主にさよならしたい人にとって決定打となる本は、まだありません。
最近人気が高いのは『小さな習慣』など、目標を簡単にして達成しやすくすることで、成功経験を増やしていくという趣旨の本ですが、ここで興味深いのは、『小さな体験』がブログから書籍化された本であることです。
サラリと読める小さなヒントをコツコツ投稿する
習慣化の本の著者には、成功者やエリートが多いのですが、その輝かしい経歴を見ると「特別な人だからできたんでしょう?」と疑いのまなざしを向ける人もいるはず。そんな読者の抵抗を和らげるには、たとえエリートだとしても経歴を強調せずに、ブログやSNSでコツコツ情報を発信してみるのも、ひとつの手です。
特に女性は、Instagramで習慣化のコツや、自分の小さな成功体験を投稿していくのもいいかも? サラリと読める小さなヒントは、スキマ時間にスマホで閲覧するのに向いていますし、なによりコツコツ投稿を続けている姿が、習慣化のお手本となるので、応援してくれる人や共感してくれる人が現れそうです。
【本日のまとめ】
- 「目標達成」「習慣化」「すぐやる」というタイトルの本は多いが、決定打はない
- エリートの成功体験には学びがあるが、「自分にはムリ」と思われる可能性もある
- スキマ時間にサラリと読める小さなヒントをコツコツ発信してみては?