辛い経験を読んでもらうために必要なこと

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12月1日(金)の新人・新刊・著者情報です。

著者のハルオサンは、高校卒業後、憧れの警察官になったもののクビになり、その後もブラック企業に入社したり、首の骨が曲がったり、婚約者が浮気したりと壮絶な人生を送ってきました。

今回の著書は、本人曰く「クソみたいな人生」をつづったブログ「警察官クビになってからブログ」をもとに再編集・再構成したもの。内容は凄まじいのですが、本人自筆のイラストはほのぼのとしたタッチです。

イラストや余白で、強い刺激を和らげる

辛い経験はネットで拡散されやすいのですが、文章だけだと心をストレートに打ち抜くので、気持ちが弱っている人には刺激が強いこともあります。しかしそこに、親しみやすいイラストが添えられていると、ショッキングな内容も、イラストがクッションとなって受け取めやすくなります。

ブログやサイトでも、「誰もが理解できるわかりやすい言葉」「改行が多く余白のあるページ」「やさしく語りかける口調」などで、刺激の強さを和らげることはできます。逆に、ストレートな言葉をぶつけたい時も、余分な情報を排する=余白をつくることで、言葉を浮き上がらせることができます。

辛い境遇を乗り越え成長する物語は王道

「ブラック企業に就職した」「毒親に育てられた」「夫がモラハラだった」という話を書籍化したい時は、イラストで衝撃を和らげる手もありますが、自身が問題を乗り越え、同じような目にあっている人の相談役となり、実績を積む方法もあります。

この方法は、誰にでもできることではありませんが、同じような苦しみを抱えていた人が、その境遇を乗り越えたという事実は、いま苦しんでいる人の心に希望をもたらします。ダイエットや受験でもそうですが、不本意な状態にある人が、勇気を持ち、努力して、良い方向へ変化する話は、物語の王道です。

 

【本日のまとめ】

  1. 辛い話は、イラストや余白、やさいしい文章で和らげると、読者が受け取りやすくなる
  2. 辛い経験を乗り越えた人が、同じような人の相談役となって、本を出版することもできる
  3. 主人公が、勇気と努力で変化するストーリーは、物語の王道である

 

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