家事に「私らしさ」を求める女性たち

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9月22日(金)の新人・新刊・著者情報です。

著者のyukikoさんは、2016年から開始したインテリアブログが大人気となった女性。楽天市場のショッピングSNS・楽天ROOM主催の「第1回ベストROOMグランプリ」で優勝した実績もあります。

今回の著書では、夫と子ども、愛犬との居心地よい暮らしをキープするために工夫している方法やアイデアを紹介しています。

「私らしく」ちゃんとしたい

「シンプル」「スッキリ」をキーワードにしたインテリアブログが人気ですが、それだけ、収納や片づけに苦労している女性は多いのです。料理もそうですが、家事はやってもやっても終わらず永遠に続く仕事なので、道具やサービスの進化で負担が減ることはあっても、悩みは尽きません。

悩みが尽きないのは、女性たちが料理やインテリアに「素敵に暮らす自分」というナルシシズムを投影しているせいでもあります。おいしくて栄養価の高いメニューでも、安っぽいデザインの器に盛りつけるのは嫌だったり、きちんと片づいていても、無味乾燥でそっけないインテリアだと味気なく感じたり。「ちゃんとやってる」だけではなく、自分らしさをプラスして、「私らしくちゃんとやってる」と思えないと、満足しないのです。

さらに、家事の悩みには夫や子どもとの人間関係も潜んでいます。「せっかく片づけても子どもがまた散らかす」「夫がいつも靴下を脱ぎっぱなしにする」など、自分が頑張るだけでは理想は実現しません。

「夫」の気配で夢から覚める

インテリアブログに求められているのは、理想的な暮らしのスタイルを提案すること、そして、そのスタイルをキープするための技術や工夫です。なので、お掃除の便利グッズが「マツイ棒」だったり、通販のCMでよく見かける製品だと、読者の夢を壊してしまいます。

身もふたもない話ですが、「夫」の気配も同様です。どんなに素敵な記事でも、そこに夫の存在を感じると、読者は現実に戻され、魔法は解けてしまいます。子どもやペットについて時折触れるのはいいのですが、夫に関する記述は控えめな方が無難です。

ままならない人生、せめて家の中だけでも好みのインテリアに囲まれ、自分らしく生きたい! インテリアブログを書籍化したい人は、そんな女性たちの夢を演出するプロデューサーになったつもりで、ブログを運営してみてください。

 

【本日のまとめ】

  1. 片づけや料理に悩む人は、家事に「私らしさ」を追求していることがある
  2. 理想のインテリアに、夫の気配を感じると、現実に引き戻されてしまう
  3. インテリアブログでは、現実的なテクニックも紹介しながら、夢を演出する

 

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