純ジャパの僕が10カ国語を話せた 世界一シンプルな外国語勉強法【3月8日の新人・新刊・著者情報】2018年

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3月8日(木)の新人・新刊・著者情報です。

著者の秋山燿平さんは、海外在住経験なし、留学経験なしで、独学で複数言語を習得したマルチリンガル。そのうち、中国語、英語、フランス語、スペイン語は、ビジネスレベルに達しています。

今回の著書では、必ず使う「200単語、30表現」を覚え、それだけをひたすら使うことで、まったくの初学者でも、どんな外国語でも、たった3か月で話せるようになる学習法を公開しています。

優秀な経歴よりも、ハンディを強調

著者の秋山さんは、東京大学卒業後、同大大学院に進学し、自らの経験をもとに、言語学習アプリの開発を進めているとのこと。しかし本のタイトルでは、優秀な経歴よりも「純ジャパ」であることをアピールし、経歴でも「海外経験なし」など、英語学習のハンディになる部分を強調しています。

英語学習の本では、「誰にでもできる方法」であることを強調するため、著者の経歴のうち、残念な部分や平凡な部分を強調することが多いのですが、立派な経歴の持ち主の場合、留学経験なし、海外生活経験なしを意味する「純ジャパ」という言葉で、「それでもここまで話せるようになった」というストーリーをイメージさせることがあります。

自分の欠点や黒歴史を、チャームポイントに変える

美人の美容法や、秀才の勉強法は、「でも、土台が違うんだから、私が同じことをしても無駄」と思われてしまう恐れがあります。そこで、「私にもできるかも?」と思わせ、本を手に取ってもらうため、「おデブな私がラクにやせた」「偏差値35のオレが東大に」など、落差の激しい成功物語を強調する戦略が、よく使われます。

専門家やエリートにターゲットを絞った本は別ですが、たくさんの人に注目してもらい、本を買ってもらうためには、自分のダメな部分、残念な部分を見せると有効な場合があります。過度な自虐や卑屈は、相手に不快な印象を与えるのでNGですが、黒歴史や欠点をうまくチャームポイントに変えることができれば、より多くの人に興味や親しみを持ってもらうことができます。

 

【本日のまとめ】

  1. 実用書の著者が美人やエリートだと「私とは違う人間」と思われ、損をすることもある
  2. その場合、自分のダメな部分、残念な部分を強調すると、親しみを持たれることもある
  3. 恥かしい過去や欠点を、チャームポイントとして活用してみるのも、ひとつの方法

 

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