3月5日(月)の新人・新刊・著者情報です。
著者のkazumaさんは、渡米を繰り返して現地の自然な英語表現を集め、その成果をTwitterで紹介しています。Twitterのフォロワーは約25万人。
今回の著書は、ツイートの書籍化。日々の生活の中で、何気なく使われたる英語表現をまとめて紹介しています。
子どもにもわかる英語で、普通の会話がしたい
最近、英会話の本では、「中学英語でOK」「ネイティブの小学生が使っている」など、「子どもでもわかる」「義務教育で習った範囲で大丈夫」というイメージを強調した本が人気です。
その理由は、(1)「これくらいのレベルなら自分にもできる!」と読者に思わせるため。(2)TOEICなどの試験対策ではなく、普通の日常会話ができるようになりたいと考える人が増えたから。(3)大人になってから、英語を「学び直し」したい人にニーズがある。以上3つが考えられます。
専門家以外の人が、英会話の本を出版したいなら?
英語の専門家ではない人は、(2)の読者をターゲットにすると、本を出版しやすいでしょう。アメリカ在住だったり、留学中の人ならば、現地の生きた言葉を直接収集することができますし、文法と違って、日常使われるフランクな言葉はスピーディに変化していくので、類書が古くなった頃に、新しい本を出版することができます。
試験対策の英語や、エリート向けのビジネス英語の本は、新人著者にはハードルが高い分野ですが、海外在住・渡航・留学経験を生かして、その時代の生きた英会話の本を出版するなら、専門家以外の人にもチャンスはあります。専門家以外で、英会話の本を出版したい人は、英語で日常のくだけた会話ができるようになりたい人向けに、企画を考えてみることをおすすめします。
【本日のまとめ】
- ビジネスや試験対策ではない、日常の会話を英語でできるようになりたい人は多い
- 文法と違って、会話の表現は日々スピーディに変化するので、新しい本を出しやすい
- 専門家以外の人が英会話の本を出版したいなら、日常会話の新しい表現を集めてみては?