3月2日(金)の新人・新刊・著者情報です。
著者のseaさんは、家事代行マッチングサービス「タスカジ」に登録している人気のスタッフ。整理収納アドバイザー1級等の資格も持っています。
今回の著書では、15年のキャリアで培った法則をイラストに起こして、整理収納のテクニックを解説しています。
プロの「家政婦」の手による、家事の本がヒット
家事代行サービス会社の販促・宣伝戦略が奏功しているのか、整理収納や料理の腕前が際立ったスタッフが、「伝説の家政婦」「予約の取れない家政婦」としてメディアに取り上げられ、彼女たちの本が次々と出版されています。
一時期、ライフオーガナイザーの資格や、アドラー心理学関連の資格を持つ女性たちが書いた片づけや子育ての本が立て続けに出版されていましたが、「すごい家政婦」の本も、同じような動きになりつつあります。NHKの『あさイチ』で一躍有名となった「スーパー主婦」こと、「全国友の会」メンバーの本も頭に浮かびますね。
似たような本が並ぶ中で、目立つことはできるか?
ブログやSNSで人気となり、整理収納や料理の本を出版する主婦が増えた結果、似たようなテイストの本が多数出版されました。そして、同じような本が書店に並ぶと、表紙が目立つ本や、有名人が書いた本など、わかりやすい特徴のある本が選ばれやすくなります。
ブログやSNSを見て、普通の主婦やママのアイデアに親近感を持っていた人たちも、主婦であると同時に家事のプロでもある「家政婦」の本を見ると、新鮮に感じるのでは? マナーの本や美文字の本もそうですが、差別化しにくい内容の本が既に多数出版されているジャンルに新たに参戦するなら、その中で目立つための個性や魅力、経歴が欲しいところです。
【本日のまとめ】
- ブームになったジャンルでは、似たような本が次々と出版され、差別化が難しくなる
- 似たような本が並ぶと、その中でも表紙がきれいな本、有名人の本が選ばれやすくなる
- 差別化が難しいジャンルでは、著者自身の魅力や特徴、個性を際立たせて目立とう