「引き出し1つ」から始まる! 人生を救う 片づけ【1月30日の新人・新刊・著者情報】2018年

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1月30日(火)の新人・新刊・著者情報です。

著者の井田典子さんは、NHK「あさイチ」に登場した“スーパー主婦”の一人として話題となった、整理収納アドバイザー。

今回の著書では、番組で話題となった整理収納術のほか、時間の使い方、お金との付き合い方、家事の考えなど、暮らしと心をラクにするヒントを紹介しています。

片づけや掃除で、人生は変わるのか?

ベストセラー『人生がときめく片づけの魔法』の出版以来、片づけや整理収納のテクニックと人生観を紐づけた本が、多数出版されています。

モノを捨てたら、部屋がきれいになるだけではなく体もスリムになったり、トイレをピカピカに掃除したら、会社の業績が良くなったりなど、面倒だけど必要な行為を徹底的にすることで、「人生が変わる」「運気が上昇する」というストーリーを展開し、読者のやる気を誘っています。

実用書→自己啓発書→エッセイ&ライフスタイル本を出版

人は何かをきっかけにして運気の流れを変え、今より幸せになりたいと願っています。そして、「自分にとってどんな状態が幸せなのか」がよくわかっていない人は、「部屋が片づいたら、今より幸せになれる」「もっとやせたら、人生がうまくいく」など、見た目でわかりやすい成果と幸せを、紐づけて考える傾向があります。

実用書の企画では、「その方法を実践したら、読者はどう変わるのか」を明確にする必要がありますが、「部屋が片づいた」「やせた」の先に読者が見ているのは、その結果「幸せになった」というハッピーエンドです。このハッピーエンドのストーリーをうまく作ることができれば、実用書は自己啓発書としても読まれるようになり、自己啓発書の著者としての地位を築いた人は、エッセイやライフスタイル本の出版も可能となるでしょう。

 

【本日のまとめ】

  1. 「〇〇で人生が変わる」といった、実用書と自己啓発書をミックスした本が好調
  2. 「片づいた」「やせた」という目に見える結果の先に、読者は「幸せ」を見ている
  3. 自己啓発書としても読まれる実用書の著者は、エッセイやライフスタイル本も出版できる

 

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