1月15日(月)の新人・新刊・著者情報です。
著者の山岡愛さんは、柔道整復師の資格を持ち、リンパマッサージを行うセラピスト。これまでに18000人以上の施術実績を持っています。
今回の著書では、心臓の左上には老廃物が溜まるゴールがあると説き、その部分をさすることで疲れがとれると解説。疲れからくる肩こりや冷え、むくみなどをやわらげるセルフケアの方法を紹介しています。
場所を問わない、お金がかからない、時間がかからない
健康本には、がんや腰痛など特定の疾患や悩みに絞ったものと、疲労回復や食事管理など、万人にアピールするものがあります。後者の場合、深刻な悩みを抱えているのではなく、「何となく」気になっている人が大多数なので、購買意欲をそそるには、遊び心をくすぐったり、すぐできることを強調するのが有効です。
特に購買意欲をそそるのは、「どこでもできる」「道具はいらない」「1日1分」など、場所を問わない、お金がかからない、時間がかからないことをアピールした本。思い立ったらすぐできる方法は、読者に考えるヒマを与えないので、見つけたら即買い!を促します。
エリートは努力で結果を出すのが好き
手間やお金がかかるけど効果的な方法は、エリートには訴求力があります。知識や精神力を問われるメソッドをやり遂げると、「自分は人より優れている」という自信や優越感が味わえるからです。エリートは、これまでの人生で努力と成功を繰り返しているので、「頑張れば結果が出る」ことを学習しているせいでもあります。また、彼らはお金を持っているので、気になった本はためらわずに買う傾向もあります。
万人に受ける健康本を出版したい人は、時間やお金がかからず手軽にできる方法。エリート向けの本は、彼らがチャレンジしたくなるような「やりがい」のある方法。美容や健康の本を出版したい人は、ターゲットに合わせて難易度を変え、メソッドや効果をアピールする言葉も変えてみてください。
【本日のまとめ】
- 万人にアピールしたい健康本は、遊び心と「すぐできる」ことを強調
- エリート向けの健康本は、彼らが挑戦したくなる「やりがい」ある方法も有効
- 美容・健康のメソッドを紹介する本は、読者に合わせて難易度や言葉を変える