12月25日(月)の新人・新刊・著者情報です。
著者の青谷優子さんは、元NHK国際放送アナウンサー。現在は朗読家、英語コミュニケーション講師として活躍しています。
今回の著書では、「朗読」を通じて英文のメッセージを理解し、声で伝えるための10のテクニックを紹介してします。
英語の成績とコミュニケーションのスキルは別
英文がスラスラ読めて、テストの成績も良い。それなのに、英会話への苦手意識がぬぐえない人は結構います。なぜなら、英語の読み書きができる技術と、人とのコミュニケーションをスムーズに進める技術は、別のものだからです。
人とのコミュニケーションに関する技術を細かく分けると、発声の技術、雑談の技術、傾聴の技術などがあり、それらはアナウンサーや営業マン、カウンセラーに求められる技術でもあります。なので、これらの職業に就いている人は、英語の読み書きができるようになると、さらに仕事の幅を広げることができるようになります。
語学学習者の根底にあるニーズとは?
たとえば、「英語でプレゼン」「英語で雑談」「英語で相手の心を開く技術」など、自分の専門領域と英語のスキルを掛け合わせて、出版企画を立てることができます。
「英語が話せるようになりたい」と思う動機には、「英語でビジネスをしたい(しなければならない)」「旅行先で買い物を楽しんだり、現地の情報を得たい」というのがありますが、根底にあるのは、コミュニケーションをうまく進めて自分の欲求を叶えたいという願望です。日本語でコミュニケーションの本が書ける人は、語学学習者の根底にあるニーズに応える出版企画を考えてみると、技術論を超えた一冊ができるかも?
【本日のまとめ】
- テストの成績はいいが、コミュニケーションが苦手で英語がうまく話せない人がいる
- コミュニケーションに関するスキルを持つ人は、英語ができると仕事の幅が広がる
- 「英語は自分の欲求を叶えるツール」というニーズに応える出版企画を立ててみる