10月24日(火)の新人・新刊・著者情報です。
著者の萩原季実子さんは、ペン字・筆ペン・書道の教室を主宰する女性。かつて営業職に就いていた頃、きれいな字で手書きのお礼状や宛名を書くことを意識した結果、営業成績が上がったそうです。
今回の著書では、大人らしい字が書けるようになる独自の美文字メソッドのほか、お礼状や手紙で使える文例を多数掲載しています。
美文字ブームを後押しする別のブーム
少し前に、大人の塗り絵がブームとなりましたが、その結果、絵を描くことに興味を覚えた人が増え、初心者向けの鉛筆画や植物画の本も、後から伸びたそうです。
美文字練習本は、昔から安定した人気がありますが、昨今の人気には、長らく続いている写経ブームも一役買っているのではないかと推測します。神社仏閣巡りが好きな人が、寺院で写経を体験して、あらためて書道の魅力を発見した結果、もっと上達したいと願い、家で練習するための本を購入するケースもあるのではないでしょうか。
流行をキャッチして仕事に取り入れる
Instagramが流行して、インスタ映えする食べ物やスポットが人気となったように、新しい流行は、次の流行を生み出します。ウォーキングが流行すれば、そのためのシューズが売れますし、将棋の藤井四段が活躍すれば、将棋だけではなく、彼が受けてきたモンテッソーリ教育にも注目が集まります。
自分の仕事に関する本を出版したい人は、いち早く流行をキャッチして、その流行が自分の仕事にどう影響するかを考え、教室のメニューやセミナーのタイトルに活用してみては? とはいえ、誰でも座学で取れる資格や、付け焼刃の知識を振りかざしている人が流行に飛びついても、単に浅はかな印象を与えるだけ。長年続けていることで実績があり、その上で、新しいことにも貪欲に挑戦する人なら、流行に敏感である姿勢が生きてきます。
【本日のまとめ】
- 大人の塗り絵ブームで絵を描きたい人が増えたように、流行は次の流行を生み出す
- 流行に敏感になり、次を予測して、自分の仕事に生かせないかどうか考えてみる
- 実績のない人が安易に流行に飛びつくと、浅はかな印象を与える