インスタグラムは出版への近道。そしてブログはもはや王道

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ある編集者から聞いた話ですが、シリーズものの企画にふさわしい著者を探していた際、企画とは違う趣旨のブログを見て、この人がいい!とひらめき、本の原稿を依頼したそうです。

書籍化を目標に、毎日コツコツブログを書いている人も多いと思いますが、まったく違う方向から声がかかり、思っていたのとは違う形で出版が実現することもあるのですね。

企画によってインスタグラムとブログを使い分ける

ブログやSNSは、出版への近道です。情報を発信すれば、見つけてもらえる可能性も高まるし、いざ出版が決まった時も、書き溜めたコンテンツがたたき台になるので、一から原稿を書くより、ずっとラクです。PVや読者数が多ければ、本を買ってくれる人が多いかも?とアピールすることができますし、先に挙げた例のように、自分では気づかなかった価値や魅力を見出してもらえることもあります。

最近は、インスタグラム発の書籍が増えています。ヘアスタイルや見栄えのいい料理、イラストに起こしたファッションスナップ、可愛いペットなど、ビジュアル重視の本を出版したいなら、インスタが最速です。ただ、人気を持続して2作目、3作目を出すのはハードルが高いので、ブランディングの一環として、出版の実績作りに活用するのがベストかも。

文章主体の本を出版したい人、1冊で終わらず、何冊も続けて出版したい人には、ブログをお勧めします。流れては消えるSNSの情報と違い、コンテンツをコツコツと積み上げることができますし、意外なキーワードで検索されたりすると、「こんなところにニーズがあるんだ」と気づくこともできます。

ちなみに、女性向けサイトの主宰者に聞いたところ、「かわいい」「きれい」というキーワードから、サイトを訪れる人が多いのだとか。私自身は、そんなあいまいなキーワードを検索窓に打ち込んだことがないので、目からうろこでした。

引き寄せ本ブームもブログから始まった

ブログ発の書籍で印象的なのは、奥平亜美衣さんの『引き寄せの教科書』です。それまで、あまり一般的ではなかった「引き寄せ」という概念を身近にして、その後、多数の引き寄せブロガーが、同じように本を出版しました。引き寄せは一過性のブームに終わらず、今も人気のジャンルです。

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