3月29日(木)の新人・新刊・著者情報です。
著者の大森篤志さんは、女性の人材育成、カウンセリング、マネジメント等の経験をもとに、働く女性のための悩み相談サイトを運営しています。
今回の著書では、「友達が少ない」「休日が退屈」などの悩みに対処する、簡単で即効性のある方法をまとめて紹介しています。
落ち込んだ自分をメンテナンスしながら生きていく
ネットではTwitterを中心に、疲れた人を労わる言葉や、自己嫌悪に陥っている人の心に寄り添うイラストが流れ、それらを見て温かい気持ちになったり、エネルギーを補給している人がたくさんいます。
今回紹介した本の読者も、悩みに対峙して根本から解決するというよりも、ダメなところがあっても、嫌な目に遭っても、落ち込んだ気持ちをメンテナンスしながら生きていこうとする女性だと推測します。その点では、心を奮い立たせる名言集も同じような役割を持つと言えるでしょう。
疲れた心に負荷をかけない表現とは?
カウンセラーやヒーラーなど心に関する仕事をしている人のほか、漫画家やイラストレーターのような絵を描く仕事で、自分が精神的に落ち込んだ経験を持つ人や、辛い状況を超えてきた人も、疲れた人を励ましたり、生きるのがしんどい人に寄り添う本を書いています。
心が疲れている人は、長い文章や難しい文章を読むのもつらいので、その人たちに向けて役立つ情報やメッセージを送るには、イラストや写真、短い言葉、「これくらいならできそう」という簡単な方法が適しています。生きるためのエネルギーが少なくなっている人向けに本を出版したい人は、読む人に負荷をかけない表現を考えてみてください。