ハードコア弁当【2月23日の新人・新刊・著者情報】2018年

ブログ

2月23日(金)の新人・新刊・著者情報です。

著者のホイップ坊やさんは、お笑い芸人。ごはんにでき合いの惣菜を1品のせただけのお弁当「ハードコア弁当」の写真を、InstagramとTwitterに投稿しています。

今回の著書は、投稿の書籍化。インスタ映えやキャラ弁の逆を行く、超絶簡素なのっけ弁を60種掲載しています。

流行や王道の逆を狙うと、目立つ

「流行に乗る」というのも、売れるセオリーのひとつではありますが、あえて逆を行くことで、目立ったり、差別化できることもあります。色とりどりで美しい料理が並ぶインスタグラムのタイムラインに、突如茶色く煮しめた弁当の写真が流れてきたら、思わず目を留めるでしょう?

愛くるしいネコ写真が流れるタイムラインに現れた、ふてぶてしいブサ猫。ストイックな糖質制限をしている人の傍らで、幸せそうにラーメンをすするちょいデブ。悲惨な事件や社会問題が並ぶ新聞の片隅で、今日ものんきに過ごすコボちゃん。緊張感のあるものや、努力の跡が見えるものの中に、ゆるくてテキトーな真逆の存在が紛れ込むと、自然と目立つし、見る人をホッとさせます。

脇役や傍流を、貫く覚悟はあるか?

ただ、ゆるくてテキトーな存在は、美しいもの、鍛え抜かれたもの、研ぎ澄まされたものとの対比で魅力が際立つもの。つまり、脇役とか刺身のツマ的な存在だから、息抜きとして少しだけあれば、それでいい。そう考えると、「ゆるい」「テキトー」を旗印に生き残るのは、案外難しくもあります。

お笑い芸人や、サブカル、アンダーグラウンドの分野で活躍したい人は、あえて流行の反対に逆張りするのもいいのですが、逆張りして成功すると、そのイメージが強烈に残るので、方向転換が難しくなります。若いうちはともかく、年を取ってから「おふざけ」や「傍流」を貫くのは、見た目のゆるさに反して結構しんどいことなので、あえて正統派を離れた企画で本を出す時は、その路線で今後も続けることができるのか、考えてみてください。

 

【本日のまとめ】

  1. 流行の逆を行くことで、目立ったり、差別化できることがある
  2. しかし、いったん逆張りして成功すると、そのイメージが強烈に残る
  3. 流行や王道の逆を表現する時は、その路線でどこまで行くつもりなのか、考えよう

 

こちらも本日発売!新人・新刊・著者情報。

タイトルとURLをコピーしました