1月26日(金)の新人・新刊・著者情報です。
著者のこんどうしょうたさんは母子家庭で育ち、母親に「おふくろの味」ならぬ「息子の味」を提供したいとの思いから料理家となりました。
今回の著書では、美容・健康・ダイエット・時短などの観点から、お母さんが健康に、ポジティブになれるごはんのレシピを提案しています。
レシピに歴史や物語を添える
レタスとトマトとキュウリだけのシンプルなサラダでも、「創業以来変わらない老舗レストランの味」と言われると、何だか特別なメニューのような気がしませんか? 同じメニューでも、その背景に歴史や物語があるかどうかで、印象は大きく変わってきます。
「パリのアパルトマンのキッチン」ならおしゃれなイメージ、「小麦粉や砂糖を使わないおやつ」ならナチュラルでオーガニック、「京のおばんざい」なら、気取らないけど伝統的なご飯に合うおかず。レシピが生まれるまでの物語や背負った歴史は、料理をよりおいしく感じさせてくれます。
物語で、読者を自分の世界に連れていく
レシピに限らずほかのメソッドでも、そこに歴史や物語を添えることで、特別な印象を与えることができます。「ディズニーで教わった〇〇の秘密」とか、「〇万人の人生が変わった△△体操」など、本のタイトルにも物語性を強調したものはたくさんあります。
レシピや体操など、何らかのメソッドを伝える本を出版したい人は、そのメソッドが誕生するまでの歴史や物語を、企画書やタイトルで訴えるのもひとつの方法です。「このレシピができるまでには、こんな紆余曲折があった」「この体操を3カ月続けたら、ここがこう変わる」など、誕生までのストーリーを盛り込んだり、メソッドが読者の人生をどう変えるかを示唆して、他人の感情を自分の世界に引きこんでみてください。
【本日のまとめ】
- レシピやメソッドの背景に、歴史や物語が感じられると、特別感がプラスされる
- 歴史や物語は、読者の感情を揺さぶって、自分の世界に連れていくのに有効
- レシピやメソッドの本を出版したい人は、企画書やタイトルに、物語性を添えてみては?