12月7日（木）の新人・新刊・著者情報です。
著者の高橋あいさんは、恋愛依存から脱するため、幸せになるための恋愛テクニックや男性心理、美容法を学び、独自のメソッドを確立。
今回の著書では、女子目線とは違う、男性が彼女にしたくなる見た目のコツを、美容やファッション、振る舞いなどの点から解説しています。
恋愛・結婚の成功法則はどこにある？
「偏差値30の俺が東大に」「年収200万円から1億円に」などの成功物語は、出版企画の王道ですが、若い女性の場合、その成功物語のゴールは、起業や投資で何億円も稼ぐことよりも、幸せな恋愛や結婚であることが多いようです。
受験や投資には、「こうすればうまくいく」という、ある程度の法則はあります。ただ、その通りに実行できる人が少ないだけです。いっぽう世の中には、ブサイクでも、収入がなくてもモテる人はいますし、わがままを言っても「そこが魅力的」と思われることもあれば、「そこが嫌」と避けられることもあります。
「あの人みたいになりたい！」と思わせるストーリー
恋愛や結婚という目標を実現するための黄金ルールは確立できないので、結局、企画に説得力を与えるのは、著者の体験とカリスマ性となります。自分が結婚して幸せになったり、多くの人の幸せをサポートして感謝されたりした経験、または「あの人のようになりたい！」と読者の憧れを誘うことが重要なのです。
自己啓発書を出版したい女性は、あまりにもきらびやかな成功を収めるよりも、頑張れば手の届きそうな未来を予感させた方が、読者の共感を誘うことができます。読者とそんなに変わらない属性の持ち主が、意識を変え、人生の方向を見出し、少しずつ変化して、幸せを手に入れる、というストーリーが、多くの女性のこころに響くのです。
【本日のまとめ】
- 幸せな恋愛・結婚が、人生における成功や目標だと感じている女性は多い
- しかし、恋愛や結婚には「こうすればいい」という黄金ルールは存在しない
- 女性が女性に恋愛や結婚を指南する本は、著者の体験とカリスマ性が重要
