アニメやゲームの影響で、意外な本が売れている

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11月10日(金)の新人・新刊・著者情報です。

著者の櫻間瑛さん、中村瑞希さん、菱山湧人さんは、タタールスタンの研究者。中村さんと菱山さんは、タタール語オリンピックの優勝経験があります。

今回の著書では、ロシア連邦にありながら独自の大統領を擁する共和国、タタールスタンの魅力を、さまざまなエピソードや写真とともに紹介しています。

アニメやゲームで異国の文化が盛り上がる

ロシア革命から100年、トランプ大統領のロシア疑惑、フィギュアスケートアニメ「ユーリ!!! on ICE 」のヒット、ソ連大好き声優・上坂すみれさんの登場など、ロシア関連の話題が硬軟取り混ぜ盛り上がっています。

ロシアに限りませんが、アニメやゲームがきっかけで未知の国に興味を持った人たちは、その国のことをもっと広く深く知りたくなり、専門書や研究書に手を伸ばします。その結果、人文系のお堅い本の中には、作品のファンを取り込み、予想外に売れているものがあります。

研究結果をディープなファンに届ける

ただ、専門分野で確固たる地位を築いている大御所は、たいてい年齢が高いので、このような現象はピンとこないかも? 肌感覚でわかるのは、作品のファンと近しい年代の、若手の研究者や愛好家、編集者ではないでしょうか。

特定の国や地域の研究者・専門家は、自らの研究成果をわかりやすくディープに伝える出版企画を立ててみては? もし、その国や地域がアニメやゲームの舞台となれば、好きなキャラのことをもっと理解したいファンは、ネットでは検索できない情報が掲載されている本を探し、喜んで購入してくれるでしょう。

 

【本日のまとめ】

  1. アニメやゲームがきっかけで、特定の国の文化に興味を持つ人が多い
  2. その結果、売り上げを伸ばしている人文系書籍や専門書がある
  3. 研究者や専門家は、自らの研究結果をファンに伝える企画を立ててみては?

 

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