言いたいことが言えない人は仲間と情報を探す

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10月27日(金)の新人・新刊・著者情報です。

著者の死神さんは、妻たちが夫への不平・不満、夫の死の願望を投稿するサイト「だんなDEATH NOTE」の運営者。

今回の著書では、夫の不倫、モラハラ、自己中心的な態度に傷つき、怒り、悲しむ妻たちの投稿を、一冊にまとめています。

ユーモラスな読み物から、壮絶な手記まで

男性は妻への不満はあっても、やさしさゆえに口にするのは憚られるのか、それとも自分が情けない男と思われたくないのか、「妻が嫌い」という内容の本は、まず見かけません。しかし、夫への不満や憎しみを持つ女性向けにつくられた本は、数多く見かけます。

配偶者への不満には、のろけ話?と思うような微笑ましいものもあれば、DVのように命の危機が迫ったものもあります。そして、夫への不満を書いた本も、ついクスッと笑ってしまうようなものから、今すぐ対処しなくてはいけない深刻なものまで、幅広い内容があります。

言いたいことが言えない人は、代弁者を探している

夫への不満が出版企画として成立しやすいのは、それだけ切実に悩んでいる女性が多いため、悩みを何とかしたくて本を買ってくれるかも?という計算もあるでしょう。毒親本の読者もそうですが、優位な立場の相手に対して、言いたいことが言えない人は、自分の気持ちを代弁してくれる人を求めて、ネットで情報を検索したり、本を買うのです。

そして、本を読むだけではなく、夫への不満、毒親への葛藤を自分から発信すれば、共感者が集まり、書籍化できる可能性もあります。問題の解決には、カウンセラーや行政職員などプロの視点も必要ですが、いま苦しんでいる人の心には、当事者の言葉の方が届きやすいことも少なくないからです。

 

【本日のまとめ】

  1. 「夫への不満」は、悩みの当事者が多いため、出版企画になりやすい
  2. 夫や親、上司など優位な立場の人に悩まされている人は、悩みの代弁者を求めている
  3. 不満や憎しみを発信することで、共感者が集まり、書籍化される可能性もある

 

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