10月16日(月)の新人・新刊・著者情報です。
著者のYUKARIさんは、ピラティス、ヨガのインストラクターの資格を取得。同時に解剖学を独学で学び、独自のエクササイズを考案しました。
今回の著書では、「体が冷えてつらい」「巻き爪が痛い」などの不調を解消する、1日3分の足指マッサージの方法を紹介しています。
意識していないことを指摘されると、ハッとする
足の指を動かしたり、足の裏を刺激する健康法は昔から人気です。その原因のひとつは、日頃窮屈な思いをしながら靴を履き、足に負担をかけているせいで、靴擦れやタコ、外反母趾に悩む人が多いせいでしょう。
もうひとつ考えられる理由は、いつも人目にさらされている顔や手と違い、足の裏や足の指は、普段あまり意識しないパーツだから。そのため指摘されると「気づかなかった!」「これは盲点だった!」という意外性に心が動かされるのです。ベストセラー『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』も、「のど」という見えない、意識しにくい箇所にスポットライトを当てたタイトルを見て、ハッとした人が多いのでは?
試しにやってみようか?と思わせる
足の裏や指に注目した本が多いのは、著者や施術者に医療系資格が求められないことにも理由があります。リフレクソロジー等、足を刺激する健康法の民間資格はありますが、足の裏や指をマッサージする仕事に必須ではありませんし、本の著者にもスポーツトレーナーや体操の指導者など、医療職ではない人もいます。
民間の健康法は、医療よりも身近に感じられるため、軽い不調や体力の衰えを感じている人が「試しにやってみようか?」と考えるケースが多いはず。そのような人たちに自分の健康法を広めるには、「足の裏」「猫背」「呼吸が浅い」など、「言われてみれば、確かに気になる」というポイントを提示して、自宅でもできる簡単な対処法を紹介するのがいいでしょう。
【本日のまとめ】
- 民間の健康法は、軽い不調や体力の衰えを感じている人が、気軽に試すことが多い
- 普段あまり意識していない箇所やコンプレックスを、タイトルや企画で意識させる
- ヨガや体操の指導者など、医療の資格がない人も、この分野で本を出版することができる