ささやかだけどバラ色の未来を予感させる手帳術

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9月13日(水)の新人・新刊・著者情報です。

著者の青木千草さんは、ヨガスタジオオーナー、インストラクターであると同時に手帳マニア。ヨガで培ったマインドを手帳に活かした使い方を教えるセミナーが評判となりました。

今回の著書では、手帳を活用して、ブレないマインドと思い描いた毎日をつくる方法を紹介しています。

なかなか行動できない人を、その気にさせる

年の後半に入ると、手帳や手帳活用術の本が、次々と出版されます。その中でも目立つのは、「夢をかなえる」「幸せになる」といったフレーズで、バラ色の未来を予感させる女性向けの手帳です。

手帳や日記は、買った人が自分で予定を書き込み、スケジュールを把握したり計画できる、能動的なアイテムです。書き込み式のワークブックもそうですが、「わかっているけど、なかなかできない」人が、実際に手を動かして「書く」ことを通して、「やる」「できる」という前向きな気持ちになっていきます。

PDCAサイクルを親しみやすい形に変える

手帳に書くことで、目標をはっきりさせたり、目標達成に向けてスケジュールを計画・実行して夢をかなえるというのは、Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4段階を繰り返して業務を改善する、PDCAサイクルを回すことと実質的には同じです。

ただ、ビジネスで触れたことがない人には、PDCAはなじみのない概念なので、「夢をかなえる」「幸せになる」という親しみやすい言葉を用いて、PDCAのノウハウを手帳に落とし込んでいるのでしょう。

少し先にある、手の届きそうな幸せ

「幸せになりたい」「夢を叶えたい」女性向けの手帳や手帳活用術を出版しているのは、ほとんどが女性向けの自己啓発本の著者です。占いやスピリチュアル、ヨガやセラピーなど、クライアントの心身を癒す仕事をしている人も、ここに含まれます。

ターゲットの女性読者が望んでいるのは、「やさしい夫とかわいい子どもがいて、自分らしい仕事をして認められる」といったささやかな幸せです。そんな未来を予感させるライフスタイルを、自分自身の活動を通してうまく演出できる人が、女性向けの自己啓発本や、自己啓発系手帳術の著者にふさわしいでしょう。

 

【本日のまとめ】

  1. 「やさしい夫」「かわいい子ども」「自分らしい仕事」が揃った未来を夢見る女性は多い
  2. そんな女性が一歩踏み出そうとする時、理想の未来を実現している人の本や手帳を買う
  3. ビジネスシーンでなじみの時間管理術、目標達成術を、柔らかい表現に置き換えてみる

 

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