9月12日(火)の新人・新刊・著者情報です。
著者の谷本理恵子さんは、女性向け通販を得意とするセールスコピーライター、マーケター。
今回の著書では、女性特有の考え方や購買心理・購買行動を汲んだ文章やデザインのほか、ファンやリピーターになってもらうための仕組みづくりなども紹介しています。
「娘」「妻」「母」だけではない自分
共働き夫婦や働く独身女性が増え、女性のライフスタイルが多様化しているのと並行して、消費の動向も大きく変化しています。
「お寿司も指輪も自分で買おう」というメッセージで、女性がお金を稼ぐことの大切さを訴えた西原理恵子さんの本『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』が好調ですが、「娘」「妻」「母」とは違う役割を持つことで、思考や行動が変化している女性の心には、今までのセールスコピーや商品は、響かなくなる可能性があります。
新しい価値観とのギャップに注意
美容やファッション、家事や子育てなど、女性読者をターゲットにした企画を持つ人は、こうした女性たちの変化を見過ごしてしまうと、時代遅れの価値観を提供してしまい、見向きもされないどころか、反感を買ってしまう恐れさえあります。広告の炎上が増えているのも、送り手と受け手の価値観のギャップが一因でしょう。
お手持ちの企画が、いまの価値観に合っているかどうかは、女性に支持されている本をチェックすれば見えてきます。たとえば、ベストセラーになった『つくおき 週末まとめて作り置きレシピ』や『自律神経どこでもリセット! ずぼらヨガ』は、現代女性の価値観やライフスタイルにぴったり合った企画です。
【本日のまとめ】
- 女性が生涯働くライフスタイルが通常となり、価値観が変わってきている
- 専業主婦をメーンターゲットにしたコピーや商品は、通用しなくなるかも?
- 働く女性に人気の本をチェックして、価値観のギャップを点検しよう