9月7日(木)の新人・新刊・著者情報です。
著者の小山田早織さんは、テレビやファッション誌で活躍するスタイリスト。Instagramのフォロワーは5.8万人を超えています。
今回の著書では、「高い服を買って失敗する前に、身の丈に合った服でコーデの練習をして、おしゃれ偏差値を上げよう」などの持論をもとに、お金をかけたり背伸びをすることなくおしゃれになるスパルタ式の方法を、わかりやすくかみ砕いて説明しています。
お金をかけない=賢くて合理的な選択
眞子様の婚約者である小室圭さんが購入した『月たった2万円のふたりごはん』が話題となりましたが、少子高齢化や年金問題などで、将来に不安を覚えている人が多いなか、「身の丈にあった」「背伸びをしない」というキーワードは、しばらく読者の心をつかむと推測します。
「牛乳パックで椅子を作る」など、あまりにも貧乏くさい節約ワザはもはや支持されませんが、「お金をかけない=賢くて合理的な選択」というメッセージを上手に送ることができれば、あれもこれも買ったはいいけれど使いこなせていない人が、愚かに見えてきます。
シンプルなライフスタイルは難易度が高い
「最小限のモノを買ってリーズナブルに使いこなす」というライフスタイルを実践するには、知恵と工夫が必要です。貧困を題材にしたドキュメンタリーで「お金がないくせにモノを買ってる」と出演者が非難されることがありますが、「なければ買う」に比べて、「あるもので工夫する」「必要なものだけを選ぶ」のは、難易度が高いのです。
ファッション、インテリア、料理の本を出版したい人は、「お金をかけない=賢くて合理的な選択」というメッセージを、企画やプロフィールに織り込んでみてはいかがでしょうか。そして、自分ならではのアイデアをノウハウに落とし込み、おしゃれに品よく、あるいは、明るく親しみやすく演出してみてください。
【本日のまとめ】
- 「お金を使わない=賢くて合理的な選択」という考え方が支持されている
- しかし、シンプルなライフスタイルを送るには知恵が必要。
- その知恵を提供する著者が求められているので、企画やプロフィールでアピールする